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JINSOブライダルカウンセラー 婚活塾ブログ

2025/10/23

小林一茶に学ぶ不幸に負けず、幸せをつかむ生き方

逆境の中で希望を見失わなかった俳人

「やせ蛙 負けるな 一茶ここにあり」

この句を知っている方も多いでしょう。江戸時代の俳人・小林一茶の代表作です。

一茶は長野県信濃町の生まれ。母を早くに亡くし、継母となじめず、15歳で奉公に出されるなど、決して恵まれた環境とは言えない人生でした。

その後、俳句の世界に身を投じるものの、父の死後は継母・弟との財産争いが長く続き、ようやく50歳で故郷に戻った頃には、すでに人生の半分以上を孤独と苦労の中で過ごしていました。

それでも一茶は希望を失いませんでした。

52歳で28歳の妻を迎え、5人の子を授かります。しかし次々と子どもを亡くし、妻も37歳の若さでこの世を去ります。まさに「不幸の連続」と言ってもいいほどの人生です。

それでも彼は再婚し、再び家庭を築こうとしました。苦しみの中でも「もう一度幸せをつかみたい」と願い続けたのです。

「再婚」は過去を否定することではない

婚活をしている方の中には、「一度失敗したから」「年齢的に遅すぎるから」と再婚にためらいを感じる方もいるでしょう。

しかし小林一茶の生き方を見れば、再び人を愛し、人生をやり直すことの尊さがわかります。

彼は不幸を嘆くよりも、「生きている限り、もう一度幸せを見つけよう」と前を向いたのです。

その心の強さが、数多くの俳句を生み出し、今も多くの人の心を打っています。

「やせ蛙 負けるな 一茶ここにあり」

 この句に込められた思いは、「どんなに弱く見えても、心まで負けてはいけない」という自分へのエールでした。

失意の中でも、彼は人生を諦めず、再び人を愛し、作品を残した。

まさに「婚活」や「再婚」に挑む私たちにも通じる生き方ではないでしょうか。

幸せは「今を生きる覚悟」から始まる

 婚活をしていると、思うように進まない日もあります。出会いがない、うまくいかない、断られる…。

けれども、一茶のように何度つまずいても立ち上がる人こそ、最後に「自分の春」を迎えるのです。

彼の句「めでたさも 中ぐらいなり おらが春」は、華やかでなくても、自分らしい幸せを見つけた喜びの表現でした。

不幸を嘆くよりも、今できる一歩を踏み出すこと。

再婚や新たな出会いは、決して過去を否定することではなく、「もう一度自分を信じる勇気」です。

婚活中の皆さんも、ぜひ小林一茶の生き方に学びながら、もう一度「心の春」を探しに行ってみませんか。

小林一茶に学ぶ不幸に負けず、幸せをつかむ生き方